活用事例

ドローンによる生育管理システムを活用した有機栽培米の生産

  • 稲の生育ムラを把握し、翌年度の土づくりや追肥作業に活用

  • 欠株や成長不良を数値化し、収量予測判断に活用

  • 生育の変化を把握し、収穫適期を判断し食味確保

  • 有機栽培米の収量向上に貢献(転換後3年、2020年)
    330㎏ ⇒ 414㎏(25%向上) / タンパク値5.9%

  • 雑草生育箇所を特定し、ピンポイントに水田内を除草
    圃場当たりの除草時間を1/3に削減

  • 三重県津市において2016年に新規就農者のT氏が農地を集積し水稲栽培を開始したが、本人の農業経験が乏しいため、集積した農地の特性を把握するのに時間が掛かり、生産量は地域平均に比べて少なくなっていました。また、高付加価値品の有機栽培米を取り組むも、収量及び品質確保に苦心していました 。
     

  • このため、T氏はドローン及びITを使った新技術による効率的な水稲の生育管理技術をもって、農地の特性把握と収量向上、有機米生産の安定化を図ることを目指し、弊社サービスの導入を検討。2017年にT氏の管理する5haの農地の一部を対象に弊社と実証を開始しました。
     

  • その後2年間の実証機関を経て、水稲生産に適性のあるドローンや各種機材、ソフトウェアの選定に目途が付いたことから、T氏は本システムを本格導入。また、同時期に北海道の農業資材商社が生産者の収量向上のために弊社システムを契約。弊社の生産者を支援する体制も整いはじめました。
     

  • 2019年の栽培において、有機圃場の収量が大幅に低くなる(330kg/10a)現象が発生。ドローンによるフライトデータを解析したところ、出穂期の窒素欠乏量が著しく低いとの結果がでていました。この対応として、冬~春に土壌改良資材と元肥を投入し、栽培中も施肥を複数回実施。出穂期の画像解析結果は良好となり、その結果、収量は414kg/10aと改善しました。
     

  • 有機栽培では大きな負担になる除草作業については、弊社サービスを活用することで、雑草生育箇所を特定し、ピンポイントでの除草作業を行いました。さらに、田車ドローン(開発中)を投入することで従来の除草にかける時間を1/3に短縮することができました。
     

  • 収穫適期判断にも弊社サービスを活用した結果、玄米タンパク値は5.9%(2020年)となりました。 
     

  • 収量の確保が難しいとされる有機栽培米の収量は2019年比9%向上、米穀検査での外観品質は3年間連続で一等米の評価を受けています。
     

  • 2020年現在、T氏の管理する農地は16haに拡大し、生産量も安定してきました。その内、直接消費者に販売する有機米は、顧客の増加に伴い栽培面積を2haに拡大し、売り上げ利益も向上しております。2020年に開始した小麦生産も、水稲同様にドローンによる管理を行い、高収量の確保を予定しています。

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